建設業許可における　専任技術者

建設業許可の許可を取得するための重要な要件の一つとして、専任技術者の確保があげられます。

専任技術者として認められるためには、

・取得したい業種に関する資格や免状をその者が取得している

・取得したい業種についての資格や免状がない場合は、10年以上の実務経験を証明できる

があげられます。要は、資格があるか、10年の実務経験があれば専任技術者になれることになります。
　許可を取りたいときに、現に要件に該当する人がいれば問題はありませんが、そうでない場合が多くあります。とすれば、採用すればいいかと思いますが、建設業も人出不足です。すぐに要件を満たす人を採用できるかわかりません。
となれば、今は許可をとれなくても、将来の許可取得のために、従業員に資格を取らせていくことが、今後は必要になるかと思います。
しかし、資格については、すぐに受験して取れるものではなく、試験の日程などがあらかじめ決められています。
そして、国家資格等の試験の実施を行う機関も資格の種類ごとの異なり、数も多いです。

今後、行政書士は、将来、専任技術者になるための試験の日程やその内容なども、お客様にアドバイスしていくことが必要だと、感じています。