建設業の許可で、もっとも重要な項目は、3つです!

建設業の許可を受けるための要件としては、いくつかありますが、その中でも最も重要になってくるのが

・「経管」をたてられるか
・「専技」をたてられるか
・「財産的要件」を満たせるか

の3点です。
経管は、経営業務の管理責任者、専技は、専任技術者のことです。
まず、建設業の許可を取ろうと思ったときに、このうちの一つでも満たせそうにないと分かれば、許可はまず取れません。

建設業の許可の要件を定めている法律が、建設業法なんですが、第1条に法律の目的が定められています。
紹介しますと

『この法律は、建設業を営む者の資質の向上、建設工事の請負契約の適正化等を図ることによつて、建設工事の適正な施工を確保し、発注者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進し、もつて公共の福祉の増進に寄与することを目的とする。』

となっています。
この中で、「建設工事の適正な施工を確保し、」とありますが、そのためにはちゃんと建設工事ができる技術者が必要となり、

「発注者を保護するとともに、建設業の健全な発達を促進」とあるのは、倒産などして関係者に迷惑をかけないように、ちゃんと経営ができる人を確保してくださいね、ということです。

そして建設業を行うには、それなりの資金が必要なので、ちゃんと財産、資金を用意できる人しか、許可を与えませんよ、となっています。つまり、建設業法の第1条の目的の達成のために、必ず必要となってくる要件なんですね。

建設業許可の勝負所は、この3つの要件を満たせるかどうかです。

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