産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会 ⑥ 行政概論

お疲れ様です。行政書士の亀井宏紀です。

さて、産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会の、実際の講義科目別に、何が重要ポイントなのかを
確認していきます。

講習会のメインテキストは、1冊400ページ以上あります。

一般的に、なにかの講習会とかで使われる自作のテキストは、あんまし出来がいいことがないんですが、
この「産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会」のテキストはすばらしいです。

わかりやすく、見やすく、よくできていると思います。
特にいいなと思ったのが、講習会の時だけでなく、講習が終わったあとの実務でも、十分使える内容です。
メインテキストのほかに、資料集もあるのですが、これも使えます。
廃棄物処理法の法律や規則、契約書の雛形もあり、講習後の実務のことを十分考えた内容です。

講習会を主催する、「日本産業廃棄物処理振興センター」略称、JWセンター、いい仕事をしてます。

さて、本題です。

まずは、「行政概論」の重要ポイントです。

配布されたテキストの内容を、そのまま載せるのは、さすがにまずいので、私自身でかみ砕いて、ここが重要というのを、どんどん、示していきます。

① 廃棄物の定義 
  →※気体は含まない

② 廃棄物の該当性の判断
  →総合判断説

③ 廃棄物には、あらゆる事業に伴うものと、特定の事業活動に伴うものがある
  →特定の事業活動にともなうもの、7種類ある、何が該当するか、確認
  →製紙工場の紙くず、食料品製造業から排出される動植物性残さは、産業廃棄物 
   商店や病院から排出される紙くず、レストランからか排出される残飯類は、一般廃棄物
 
④ 車体に表示する内容
  →産業廃棄物の収集・運搬車であること
   氏名又は名称
   許可番号(下6桁)
   ※車両側面にに表示

⑤ 積替保管場所の表示
  →見やすい箇所に掲示板を設ける
   管理者の氏名、名称、連絡先、産業廃棄物の種類、
   ※表示のサイズ 縦横60センチ以上

⑥ 許可の種類
  →行う業務ごとに許可が必要
   ※ 特定収集の許可で、普通の収集はできない

⑦ 廃棄物処理法 16条 
  →収集・運搬したものにも責任

⑧ 廃棄物処理法 19条の3
  →改善命令
   ※命令の対象者はだれか 

⑨ 廃棄物処理法 19条の5
  →措置命令の対象者

⑩ 許可の取り消し

以上が、主な重要ポイントです。

けっこう、こまかいことを、実際の修了試験でも聞いてきます。

ポイントは、丸暗記するぐらいで、本番はのぞんだほうがよいと思います。

 

 

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ