産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会 ⑩ 収集・運搬

お疲れ様です。行政書士の亀井宏紀です。

さて、産業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会の、講義科目別、重要ポイントの説明の続きです。

今回は、5科目の「収集・運搬」です。最後の科目です。
実際の収集・運搬の注意点や、施設などについての内容です。

重要ポイントを、ガンガンあげていきます。

① 収集・運搬における環境保全対策
産業廃棄物の分別保管と分別収集・運搬を行うことは、危機管理の観点と再資源化など、廃棄物の有効利用の観点から重要。
廃棄物に再資源化・リサイクルを推進するため、できるだけ単一性状の廃棄物となるよう分別することが重要。

積替保管施設、収集運搬車両、容器などは、廃棄物の性状にあわせて、廃棄物から発生するガスや液体の漏洩のおそれがない堅牢な構造のものとする必要がある。

② 収集・運搬車両

ダンプ車について
ダンプ車は、土砂ダンプと清掃ダンプに大別される。
土砂ダンプは、荷台の容量が小さく、がれき類のような比重の大きい廃棄物の運搬に用いられ、
清掃ダンプは、土砂ダンプにくらべ、荷台の容量が大きく、木くずや廃プラスチック類のような、比重の小さい廃棄物の運搬に適している。

③ 混合廃棄物
廃プラスチック類、金属くず、木くず等が混在している場合は、全体を廃棄物の混合物と捉える。マニフェストでは、「建設混合廃棄物」と表記できるが、許可証の事業の範囲には、混在するすべての品目が含まれている必要がある。

④ 予防点検

予防点検とは、収集運搬機材が性能低下や故障を起こさないように事前に検知し、必要な対策をとるために行うもの。自動車については、道路運送車両法で、「日常点検整備」と、「定期点検整備」の2種類の予防点検が義務付けられている。

⑤ 安全作業マニュアル

安全を確保した上で、点検・整備作業を行うためには、安全作業マニュアルを整備し、これを基に継続的な教育訓練を行い、従業員に周知徹底を図ることが重要。

以上で、業廃棄物処理業の許可申請に関する講習会の、重要ポイントの説明は終わりました。

実際の講習の時に、「ここをマーク!」と講師の先生は言ってくれますので、そこだけを抑えれば、修了試験は、合格はできるかと思います。

しかし、この講習会は、実際の実務で本当に役立つことをたくさん教えてくれます。

できるだけ、予習を行い、その上で講義を受講するほうが、何倍も役立つと思います。

テキストも、いいテキストです。

私は、本当に、わざわざ行ってよかったと思います。

 

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