遺言書について その①
まず、最初に、『遺言書』とは、死を目前にしたときにするものだと、思っていませんか?ドラマなどでは、年老いた資産家が、余命があと少しと感じ、遺言書を書くというような場面がよく出てくると思います。
私も、遺言書のことを勉強するまでは、ドラマなどの影響が多かったのか、それが普通と思っていました。
しかし、結論から言いますと、余命あと少しの時に書くものでもないし、資産家しか書かないというものでもありません。
遺言書は、健康で、しっかりと自分の頭でよく考える時に書くものであり、ドラマに出てくるような資産家ではなく、一般家庭のような方こそ書くものなのです。
「なぜ遺言書を書きたいと思ったのですか?」と聞いた時、遺された家族のためです、ということをおっしゃられる方が、ほとんどです。
でしたら、遺された家族に、本人がいなくなったあと、どうしてほしいのか、しっかりとよく判断できる健康なときに、時間をかけて考えるべきなのです。
そして、「遺言書」を書くと決めた時、今までの自分の人生も、本人が見つめなおすいい機会にもなります。
今、健康ですか?だったら、遺言書を書く、いい機会です。
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